ブックレビュー:最高の休息法

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最近、読んで面白かった、というかタメになる気がした本。

 

『世界のエリートがやっている 最高の休息法』

 By 久賀谷 亮

 

今年になって睡眠障害になり、早朝覚醒が酷くて困っていた私。

その時に目に留まったのがこの本。

 

睡眠だけで疲れが取れていないのは「脳の疲労」が蓄積しているから。

脳の疲労・・・なんて、私は考えた事がなかった!?

 

著者の久賀谷さんは、アメリカのイェール大学で学び、

アメリカで精神科医として18年も務めている、現役バリバリの精神科医

 

この本によると、アメリカでは、科学的に脳を癒す方法が模索され始めている。

脳は何もしないでいると、勝手に疲労していくモノだから、

意識的に疲労をとって癒す、メンテナンスが必要な臓器の1つ。

 

最初に、具体的な脳の疲労解消方法7つが解説されている。

どの方法もシンプルなものなので、すぐに実行出来そうなのが嬉しい。

 

解消法を紹介した後は、物語仕立てになっていて、

「疲れない心を作るには」とか「疲れやすい人の脳習慣」や「レジリエンス:折れない心の作り方」等々が紹介されていく。

 

物語仕立てなので、好き嫌いが分かれるかもしれない。

 

でも、読み物としても楽しめる感じで、細部に脳の構造の話や瞑想の話が散りばめられているので、物語が苦手な人でも読んで行けるのでは?と思える。

 

ただ、結論的には「瞑想=マインドフルネス」に行く着く。

瞑想とかに苦手意識がある私には、すぐにスッキリ!とはいかなかった。

 

けれど、数分単位の短い時間でも、やらないよりは効果がある様なので、

寝る前の数分、呼吸を意識ながらの瞑想を習慣化させているところ。

 

睡眠で悩んでいる人、マインドフルネスって何?ていう人、誰が読んでも分かり易くなっているので、興味があれば是非読んでみて下さい。