好きな色に性格は出る 【白編】
好きな色に性格は出るシリーズも、いよいよ終盤。
今回からはモノトーンカラーについてになります。80年代にブームになりました。
全身黒で統一、なんて感じが流行の最先端だったんですね。
男女問わず、黒やモノトーンで決める事がカッコよく見えた時代ですね。
モノトーンは色みや鮮やかさが無い色になり、感情の起伏を抑えるパワーがあります。
今日はそんなモノトーン:白、黒、グレーの中から、白について紹介します。
◆ポジティブ面
白と言って思い浮かぶ言葉は、純粋無垢、神聖、等が真っ先に出て来ると思います。
白は全ての色の中で、最も明るい色なんです。白は光を反射・透過する事で、細胞を活性化する作用もあるのです。
やはり白は神聖さの象徴でもあり、日本では、古事記や日本書紀の時代から、神様の衣装とされていました。
その神聖さから純潔なイメージが加わり、花嫁さんのウェディングドレスや白無垢などの衣装に使われる様になりました。
その一方で、冠婚葬祭の葬の場面でも白はよく使われます。
白装束や鯨幕(白黒の縞模様の幕)などといった感じですね。
白には、生と死、出発と別離など、吉凶混合の意味がある、珍しいタイプの色です。
一般的には、純真無垢で神聖なイメージから、清らかな光にも見え、
心を解放して軽くしてくれるほか、新たな出発を感じさせてくれる色です。
◆ネガティブ面
白には色味が無いので、自己主張に欠ける、控えめな(良い感じの意味合いではない)印象を与えがちです。
そのため、日常の中で白を多用してしまうと、不安や緊張、孤独、空虚といった様なイメージを与えてしまう事になります。
日常生活で白だけを多用しているのに、ネガティブな印象を与えないには、意外と高度な技が必要になるのです。
◆白を使うと良い場面
・雑念を無くしたい時
・物事を素直に受け止めたい時
・シンプルにスッキリしたい時
・純粋さをアピールしたい時
・清潔感を出したい時
・心を浄化したい時
◆白をさけた方が良い場面
・孤独感がある時
・即決しないといけない時
・自己主張をしたい時
・不安感が強い時
白自体に色見が無いので、他の色:暖色、寒色との組み合わせ次第でも印象が変わります。
暖色系パステルカラーと組み合わせると、ほんのり暖かくなり、心に余裕が持てたりします。
寒色系カラーと組み合わせると、涼し気な印象にもなりますが、緊張感を生み出してしまう事もあります。
特に白は、組み合わせる色次第で印象が変わりやすい色なんですネ。